壮観な景色と自然に魅了された阿蘇(２日目③）:360度大パノラマに感動・大観峰－ブロンプトンと九州12日⑫

(壮観な景色と自然に魅了された阿蘇(２日目②）の続き）

白川水源を後にしたころにはすっかり天気はよくなっていた。



南阿蘇の雄大な景色に魅了され写真をとっていると、少し離れたところからおじさんがこちらを凝視。

もの珍しく見ているわけでもなくどちらかというと睨まれているような感じ．．．

なんやろと思いつつも軽く会釈。

すると叔父さんも会釈して下さった。

でもなんか不自然．．．

何かあるのかなと思ったと同時にまわりを見て気がついた。

なんと知らぬ間に人の家の庭に入っていたのだ！

門も柵もないので全く気がつかず自然と入っていたようであわてて、

"すみません、写真をとるのに夢中で入ってしまいました。”

と謝りながら出ていこうとすると．．．

”どうぞ、どうぞ。撮ってくださいね。”

と今度は警戒心を解いたような笑顔でおっしゃって下さった。

そら、赤の他人がいきなり庭に侵入してきたら警戒するよね。

許可をいただいたので引き続き写真をとり始めた。



雲が上がって青空に雄大な外輪山がきれいに見える。



写真を撮り終えてしばらくこの大パノラマに見とれていると気がつかぬ間におじさんが後ろにいて．．．

"どちらから来られたの？”

”関西です。”

"それは遠くから。”

と少しお話した。

この方はずっと阿蘇に住んでいるのだが、家を建て替えるときにこの大パノラマを見れるこの場所へと引っ越してきたらしい。

この外輪さんや田園は自分の庭みたいなもの、とおっしゃっていた。

この景色を四季を通して見れる、こんなうらやましいことがあるだろうか。

もう少しお話したかったが、用事があるということで立ち去った。

天気がよくなり南阿蘇の景色はその雄大さをさらに増した。





雨が続いたせいか黒川は濁流と化していた。





数鹿流ヶ滝もものすごい迫力。



ここから北上して一旦内牧へ戻りスーパーで補給食を買って休憩。

そしていよいよこの日のメインイベントの一つへ。

国道２１2号のワインディングロードを登っていく。

しかし思ったより斜度はなくペダルは楽に回せた。

途中、素晴らしい景色があったがここでは写真を撮らずにそのまま突き進む。

ほとんどピークに近いところまで登ると360度草原となった。

素晴らしい景色に見とれながらそれでも展望台を目指して進んだ。

そして．．．



大観峰到着。



西を臨むと．．．





カルデラの様子がよく見渡せる。



西から南へ．．．









下の田園に雲の形がくっきりと写って流れている。



360度壮大なパノラマだが写真でとるとどうしてもしょぼくなってしまうのが残念だ。

ズームでとると画像も霞むのでなんとかそのままの景色を載せたかったのだができなくて悔しい。



天気がよくて雲が無ければ阿蘇五岳がきれいに見えるそうだ。



天気に恵まれない状態でこの壮観さ。

雲が少なく晴れ渡っていればどんな景色になるのだろう。

それを考えると心躍った。

絶対また天気のいい日に来ようと強く誓った。



ここからこれまたメインイベントの一つへと進むこととなる。

(続く）