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これが四万十川だ!!四万十川満喫ポタリング1日目(前編)

先日の記事行ってきます。でも書いたように、10月10-11日と四万十川に行ってきた。

四万十川は前からずっと行きたいと思っていたところ。

ブロンプトンに乗るようになってからその思いはますます強くなった。

ただ大阪~高知へのフェリーもかなり前に廃航になり、どうやっていこうかと思案していた。

青春18キップでいこうとも考えたが、四万十川に行きつくまでずっと電車に乗りっぱなしであまり有効でない。

2人一組の新幹線、特急乗り放題のJR西日本のチケットがあるのを知り、同じく以前から四万十川へ行く計画を練っていたkimotoshiさんをもう一度誘ってみた。

もう一度というのはkimotoshiさんとは以前から四万十川行きについてはよく話していた。

彼はロードで、1泊2日、宇和島~江川崎~窪川のルート、私はブロンプトンで2泊3日、無理なら1泊2日で中村から四万十川を昇って太平洋岸に出て中村へ戻ってくるルートを考えていた。

違いは自転車の種類と途中にある峠を越えるかどうか、共通の悩みは四万十川まで行く交通手段だった。

いつも四万十川が話題に登ると2人ともテンションが上がり盛り上がるが、この違いと悩みで結局しりすぼみになっていた。

やはりそうは頻繁にいけないところなので行く限りはできるだけやりたいようにしたいという思いもあったと思う。

行きたいと思っているところを先延ばししているといつまでも行かなくなるので今年中に何とか行きたいと思っていた私はもしいつものようにしりすぼみで終わるようだと一人でいこうと思っていた。

”9月の終わりか10月に四万十川行かへん?”

”いいねー、行こ、行こ。”

!!

えらいあっさりと承諾。

”あれ? ええの。 ブロンプトンやで。”

”いいですよ。 行きましょう!! なんで?”

”いや、坂はいややゆうてなかった?”

”いやいや。四万十川は行きたかったんですよ。”

”でもゆっくり回るためには峠から太平洋側はやめとこうかと思ってるんやけど...”

ということでスムーズに進んでいった。

今回は走ることが目的ではなく、見ることが目的なのでゆっくりじっくり回ろうと、ただ日程的に1泊2日しか無理なので電車の関係もあって窪川~江川崎(泊)~中村に絞ってで行くことにした。

ただ、ここでもまだ問題が残っていた。

このチケット1週間前までに購入しておかなければならないので直前で天気を見て行く日を決めるということができない。

日にちを変更すればキャンセル料がそのたびとられる。

絶対雨の日に強硬では行きたくなかったのでその辺がネックに。

するとkimotoshiさんから車で行こうとの提案。

車なら直前で判断できるが、長時間運転した後自転車に乗るということで体力的にどうかのもあり私が難色。

この時私は車で大阪から四万十川まで8,9時間かかると思っていた。

ただ高知の先まで高速がつながっていることもあり6時間くらいでいけそう。

また出発日お互い少し寝てからなら大丈夫かも、それより計画に柔軟性がとれるということで車で行くことにした。

結局この判断がホームランだった。

なぜなら10月7~8日に大型の台風が来ていたので電車プランだとキャンセルしていたからだ。

それまでの週間予報では秋雨前線が停滞しておりぐずついた天気が予想されていたがこの台風が秋雨前線のも吹き飛ばしてくれた。

台風一過の素晴らしい天気だった。

10月10日(土)の午前1時阪神尼崎駅を出発。

がら空きの高速を飛ばして5時半ころ道の駅あぐり窪川に到着。

なんと4時間半しかかかっていない。

とりあえず寝ることにしたがめちゃめちゃ寒い。

ここは四国、プロ野球のチームが2月下旬くらいからキャンプを張る南国高知やろ。

全く予想していなかったので雨具を上下着たがそれでも寒い。

あまり眠れなかったように思えるがそれでも寝ていたのだろう。

起きるとまわり一面の深い霧。

写真をとっておけばよかったと後悔したが、この時はとにかく寒く驚くばかりだった。

これ走れるか?と心配したがしばらくすると霧も少しずつなくなり青空に。

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この写真にも少し霧が残っているのが写っている。

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この格好でないと寒すぎて外に出れない。

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窪川でも案山子祭りがおこなわれているらしくたくさんの案山子。

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朝食はバイキングにした。

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窪川地区の名産品も含まれている。

窪川ポークの豚まん。

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ジューシーでめちゃめちゃおいしかった。

それと仁井田米米粉パン。

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もっちり。

ガソリンスタンドのおじさんに教えてもらったが仁井田米は炊いた時の香りがいいらしく“かおり米”とよばれているらしい。

こういう名産品も含まれて500円はめちゃ安い。

食事を終えて外に出るとだいぶ暖かくなっていた。

早速着替えて準備を済ます。

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さあ、出発だ。

56号線は車が多く走るのに注意が必要だが381号に入ると車の数が激減。

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のんびりと写真をとりながら進む。

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この日の行程は70キロほど、2日目に至っては30キロ強なので自分たちの興味のあるところで十分に時間がとれる。

なんせ二人とも好奇心は旺盛ですから。

窪川の町に入ってしばらくすると...

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四万十川。

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水か透明できれいで土手の上から見ても魚がたくさんいるのがわかる。

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いきなり感動で写真を撮りまくった。

四国八十八ヶ所巡り37番目の岩本寺にも立ち寄った。

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いい感じで古びたお寺。

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しばらく進むと最初の沈下橋が登場。

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沈下橋とは大水の際には水面下に沈む欄干のない橋のこと。

間近から川を眺めることができ流れの速さや魚などが見ることができた。

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川を覗き込むと魚がうじゃうじゃいる。

この沈下橋を巡っていくことも目的の一つだ。

できるだけ国道を避け対岸の道を進むとのんびりとした雰囲気。

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朝方の寒さに震えていたときと違ってまだ少しひんやりするものの空気もおいしく快適だ。

次の沈下橋が見えてきた。

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いろいろな角度から見ると川の色が変わって面白い。

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もうこの時点で来てよかったぁーを連発。

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ほんまその通りやで。

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これだけ素晴らしいところなのに自転車に一台もすれ違わない。

まあ、ロードでサーッと通り過ぎるにはあまりにもったいないところだ。

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サイドに四万十川を眺めつつ、牧歌的な田園風景の中を走る。

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はじめて川辺まで下りてみた。

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川面を見ているときらきら光っている。

魚のうろこに光が反射している。

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小魚もたくさん。

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まるでアートのよう。

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グラデーションのように深さによって色が変わっている。

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熱写するkimotoshiさん

再び川沿いを走りだす。

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家地川駅。

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山々の間にポツンと存在する無人駅。

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すでに廃駅のようで雰囲気がある。

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数十分で来そうなので近くの線路わきで電車が来るのを待った。

なんせ2時間に1本くらいしか走ってないようなので貴重だ。

待つこと20分ほど...

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うーん、しょぼすぎ。

せっかく花を端に入れる構図を作って待っていたのに...

線路沿いと川の間を走るように進んで次の沈下橋へ。

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この沈下橋は非常に整備されているなーと思ったらどうも通学路のようだ。

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まだまだ生活の一部なんやね。

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2日間で100キロほどの行程。

時間を持て余すかと思ったがとんでもない。

余裕すぎるほどの計画を立てたおかげでじっくり川を眺め、写真をとり、風景を楽しむことができた。

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やはり自然はいい。

やはり旅はいい。

この先では旅ならではの出会いとハプニングを経験することになる。

(続く)
by tac-phen | 2009-10-15 16:23
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