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うなぎの寝床

京都の町家といえば、一文字瓦、虫籠(むしこ)窓、格子戸など洗練された美しい外観、そして、間口が狭く奥行きの深いつくりが特徴らしい。

このため「ウナギの寝床」と表現されているとか。

これは昔、間口の幅によって税金がかけられていたためらしいが、間口が狭いぶん「通り」に面した家や店が多くなるので、町全体がよりにぎわうという利点があったそうだ。

先日のオフ会・京都町屋ツアーでも何件か実際に入ることができた。

まず商家の町屋。

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呉服屋。

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ここが土間から見上げた屋根。

土間も狭く細長い。

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2階から見下ろした土間。

お客を迎えていたところだが中との境の戸の高さが低い。

これは店の人がお客を出迎えに出てくるときに自然と頭を下げお辞儀するようにできているらしい。

部屋の真ん中から入り口、客間付近。

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真ん中から居間、庭。

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このように一直線に部屋が並んでいる。

このおかげで非常に風通しがよく夏は涼しいらしい。

次に住居の町屋。

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ここでは2階に。

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屋根が低く、昔の下宿やの様な雰囲気。

レトロなものもたくさん。

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暮らし向きや目的に応じてうまく作るもんだと感心してしまう。

それが現在も展示館やカフェなどとして利用され保存され続けている。

時代を超えてそれを見ることができるなんてすばらしいことだ。

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by tac-phen | 2008-11-13 07:22
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