「ほっ」と。キャンペーン

再び乗鞍へ。山の恐ろしさを実感-信州高原サイクリング・高山・乗鞍編⑬

自然の神秘に心酔も現実には厳しい復路。ところが..:上高地-信州高原サイクリング・高山・乗鞍編⑫の続きです。

8月4日(日)も高山の天気は晴れ。

どんどん天気がよくなりますますテンションが上がります。

この日は温泉郷を巡る予定でいました。

ところが前日3日の復路で平湯峠に到達した時に、そこにデポしていたサイクリストの方々とお話ししたのですが、3日は高山側も、松本側もきれいに景色が臨めたそうです。

2日に登った時は高山側の景色は霧のためにあまり見えなかったので、その話を聞いて刺激を受けもう一度乗鞍を登ることにしました。

なのでこの日はこんなルートで進みました。



天気予報ではおそらく滞在期間の中で一番いい天気なので期待に胸が膨らみます。

しかし進むにつれ乗鞍の方向には分厚い雲がかかっています。

そしてほうのき平スキー場へ。

e0138081_4483986.jpg


やはり山の方はどんよりした天気です。

e0138081_4485221.jpg


しかも...

e0138081_4493117.jpg


濃霧!

これまでも雨が降っていなくても濃霧なら自転車通行禁止になっているのであわてます。

バスターミナルのスタッフの方に聞いてみると、今自転車を通すかどうか検討しているところだとのこと。

しかも...

e0138081_4505658.jpg


なんと畳平に熊が出没!

しかも次の日に新聞によると人が襲われ、手にけがを負ったとのこと。

本来熊は人がいるところに出没せず、山で偶然遭遇した時に驚いて人を襲うらしいのですが、明らかに人がいることを認識してそこに出没しています。

登山家やマウンテンバイカーはクマよけの鈴をつけていますが、今はこれは帰って熊を引き寄せるという意に反した行為になるのではないでしょうか。

しばらくバスターミナルで待っていたものの、決断がいつ出るかわからないので、とにかく平湯峠まで進むことにします。

e0138081_4551778.jpg


そしてそのまま乗鞍スカイラインを登っていくと、入口の監視員が出てきたので、停められるのかなと思っていたら、

”上の方はさらに霧が濃いから注意してな。熊も出てるで。”

と注意だけで通してくれました。

よかったと胸をなでおろして、えっちらおっちら登って行きます。

しかしやはり天気のせいで眺望はよくないです。

e0138081_4575572.jpg


e0138081_4582180.jpg


e0138081_4584525.jpg


e0138081_4591627.jpg


しばらくはこんな感じである程度は見渡せていたのですが、だんだん霧が濃くなり数メートル先すら見えなくなってきました。

とにかく目の前の見える道をたどって登って行きます。

時折来るバスに驚きます。

特に下りはほとんどエンジン音が聞こえず、いきなり二つのまるい光が出現して気付くといった感じで、毎回びっくりしました。

とにかく道の左端をはずさないように慎重に登って行きます。

しかし先が見えない道を進むというのは心身共に疲れます。

一度登っているとはいえ全く違った風景にどこまで来たのかもわからずただただびくびくするだけでした。

道がまっすぐにのびて平らになり、そして池が霧の中でぼんやり見えた時、やっと畳平についたと確信しました。

そこは2日とまるで別の場所にいるようでした。

e0138081_552151.jpg


e0138081_553765.jpg


e0138081_56195.jpg


上下のレインコートをきましたがそれでもめちゃ寒く建物の中に逃げ込みます。

多くの登山客もここでとりあえず様子を見ていたのでまるで避難所のようでした。

ボードに書かれた情報を見て驚きます。

e0138081_581184.jpg


なんと、自転車が通行禁止になっています。

どうも私が登り始めてしばらくしてから通行禁止になったようです。

建物の中にいても寒さがしのげず震えていました。

これは長居は無用とすぐに下山することにします。

相変わらずの濃霧で、周りは全然見えませんでしたが、超ゆっくりで下りました。

ブレーキングしぱなっしだったので手がだるく、握力はどんどん失われていきました。

それでもなんとか無事平湯峠まで下ってきました。

平湯峠まで来ると霧もはれ、高山側は青空も見えていました。

ほんと山の天気は予想がつかず、想像していたより恐ろしいものでした。

(続く)
[PR]
by tac-phen | 2013-11-11 03:41 | 信州
<< 風情あふれる各奥飛騨温泉郷へ。... 自然の神秘に心酔も現実には厳し... >>