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不安と疲労に打ち勝ち安房峠へ。絵画のような上高地の絶景に感動-信州高原サイクリング・高山・乗鞍編⑦

昔の乗鞍への道は命がけ!?平湯峠を越えて平湯温泉へ-信州高原サイクリング・乗鞍編⑥の続きです。

8月3日(土)はこういうルートを進んでいます。



さていよいよ安房峠を目指します。

平湯神社からきつめの坂がまっすぐのびています。

腹をくくりゆっくり登って行きます。

安房峠はトンネルができて以来交通量が少ないと聞いていましたが、集落があるところは結構、バスやトラックが通ります。

林道に入っていくと急に静かで寂しくなってきました。

最初の坂以外は斜度は緩やかになりましたが、平坦な場所はなく延々登りが続きます。

うっそうとした森の中を進むので景色に変化がないですが、時折ちらりと遠くが見渡せます。

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下に平湯温泉が見えます。

それほど走っていないように思っていましたが、かなり登ってきていますね。

ひたすら突き進んでいきますが、いつまでも高い山があり、ピークは遠そうです。

そのうち標識や案内板もなくなり、

本当にこの道であっているのか?!

という不安とも戦っていました。

カーブを曲がってちょっと開けたところに出ると、延々道が登って行っているのが見えて落胆、という繰り返しで精神的にもかなりきつくなってきました。

人や車とも全く遭遇しなくなったので、

"いつまで続くんや!”

”案内板くらいあってもええやろ!”

と大声で叫んでいました。

まあ自分を鼓舞する意味合いのほうが大きかったです。

だんだん、脚に疲労を感じるようになり、ますます焦り始めます。

この日は同じ道を往復なのでこの峠をまた再び登ってこなければなりません。

そんなことばかり考えているとますますネガティブな泥沼に落ち込んでいきました。

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見える景色はこんな感じの山と緑ばかり。

気持ちに余裕があれば自然を満喫できるのですが、この時は変わらない景色に不安をかきたてられるばかりでした。

そうしているうちにそれは突如やってきました。

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ピークに到達です。

先が見えない不安の中走ってきたので、安堵感から思わず涙が出そうになりました。

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相変わらず周りは山ばかりです。

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しかしとりあえずルート通りに進んでいるということが分かったのと、ここからはしばらく下りということで一気にテンションが上がります。

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だんだん青空も見えてきて、サイクリングの本来の楽しみを取り戻しました。

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木々の隙間から見える壮大な風景がこれまた素敵でした。

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これまた長い下りで、帰りはこれを登らなくてはならないんやな、とネガティブになりかけましたが、とりあえず今を楽しもうと振り切りました。

下りきると今度は釜トンネルに入ります。

これまた次の難関です。

3キロ超のトンネルで斜度は平均11%あります。

しかもトラックの通行が多く、とてつもない恐怖心との戦いです。

とにかく斜度がきついので、ふらつかないように細心の注意を払いながら登ります。

車が進んでくる轟音がトンネル内に鳴り響き、何か化け物が襲い掛かってくるように感じます。

トラックが無事に横を通り過ぎるたびにホッとすると同時に気を引き締めます。

尋常でない緊張感と負荷を受けつつもなんとかトンネルをクリア。

生き延びたー!!

思わず叫びます。

そして平坦貴重のアップダウンを流していくとそこには、その試練に打ち勝ったことに対する素敵なご褒美が待っていました。

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絵画かと思えるような絶景です。

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それまでの薄暗いトンネルの風景とは一変、そのふり幅にただただとまどい、圧倒されるばかりでした。

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天気も素晴らしく晴れ渡り、雲もどこか芸術できで本当ため息が出るほどの絶景です。

この上高地の魅力をこれから散策していきます。

(続く)
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by tac-phen | 2013-10-19 04:20 | 信州
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