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恐るべき鈴鹿山脈!豪脚すぎるサイクリスト!さらに...-鈴鹿山脈・御池林道

アップがかなり遅くなったが、9月12日(土)は棉花さん、TVT92MBさん、少年さんと鈴鹿山脈にある御池林道

事前にいただいた情報から見るとかなりきつめのヒルクライム。

ロードに乗るのも約1カ月ぶりということでかなり不安だったが、それ以上に楽しみにしていたサイクリングにかなりのハイテンションで乗り込んだ。

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山中に入ると道中、補給ができるところがないということでリュックにドリンクを2本と補食を詰め込んでまるで遠足か?!というようないでたち。

鈴鹿山脈を見るととても近くに見えるが実際に走ると山裾までかなり距離があった。

ということはやはりかなりの高さの山々が連なっているということだろう。

山裾の集落までは緩やかな登りだったが、集落が消えて林道に入ると斜度が急になりいよいよここからかと気合が入る。

初めてなのでどんな感じの道が続くのかよくわからなかったが、TVT92MBさんに“先いって。”と合図して下さったのでとりあえず行けるところまで行くかとどんどん先へと進んだ。

前半は木陰で涼しさを感じながらのライドだったが、いつまでも切れ目なく続く登りにだんだん苦しくなってきた。

しかもおんなじようなカーブが何回も出てきて、ほんまにすすんでいるのかと疑ってしまうほど。

曲がるたびに先が続いているのを見て”まだあるんかー!!””どこまで続くねん!”と自然と大声で叫んでいた。

先ほどまでの涼しさはどこへやら、汗が滝のように流れ出て息は絶え絶え。

斜度が急なところでは太ももがピクピク。

やばいなぁと思いつつも途中で足をつくのは絶対いやなので“もう無理や...””次のカーブまで””まだいけるやろ。”といろいろな感情が錯綜。

林道の先に建物が見えるとそこが頂上や、と期待するがことごとく裏切られる。

そして丸太がたくさん積まれているところにたどり着くとそこから下りになっていた。

ただちょっと下ってまた登り、というパターンはよくあるのでさらに先に進んでみたがずっと下りのよう。

そこで引き返して丸太のところで休憩。

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もうこの時点で足はかなりやばい状態。

2本買っておいたドリンクも一気に飲み干した。

いきなり心臓が破裂するかと思うほどのきついヒルクライムのご褒美はやはりこれ。

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ちょっとかすんでいるがこの景色。

こんなに登って来たんかーと自分でも驚いた。

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そして振り返ってみるとこんな坂...

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困難が数え切れないほどあった。

ただこれだけ登ったのに高度は600数十メートルだった。

これでばててたら六甲登れへんやんけー。

明らかに足が落ちているを知り、ショック。

さらにどうもここからさらに上へと登ることになるらしい。

皆さんも久々に来るのでその辺の記憶は定かでないという。

そして再びスタート。

最初はどんどん下って行ったのでやはりあそこが最高峰なのかと皆で大喜びしていたが、いきなり登りが始まり、またも同じカーブの繰り返し。

足のひくひくもどんどん頻度が高くなってきてこれはやばいでー。

もうギブアップ寸前の時に今度こそ最高峰へ到達。

そしてビンディングをはずし、足を下に着いた途端にビシッと左足が攣った。

やばいと思って右のビンディングを痛さにこらえながらはずして足をつくと今度は右足がビシッ。

トップチューブに尻をついてなんとか足を浮かせる状態にして必死に痛みに耐えた。

少し足の攣りがおさまってきたころに”さあ、そろそろいこかー”と。

ここからは一転下りだったのでなんとかしのげたが、それでも時折ある登りでは苦しんだし、下りでもペダリングをしている最中にいきなり攣りだしたり大変だった。

それにこの方々の下りは着いて行くのが大変なほど速い。

おんなじ坂を登って来たのかと思えるほどエネルギッシュで脱帽。

考えてみれば私の自転車は軽いうえにコンパクトクランクなのに対し、皆さんの自転車は重く、しかもノーマルクランクだ。

そんな厳しい条件下であの坂を登って来たのにもかかわらずあのパワフルさ。

そんなことを考えながらの下りだった。

遅れながら着いていくと皆さんが停まっている。

どうしたのかと思うと、なんと熊と遭遇したらしい!

最初、上にいるサルに気をとられて気付かなかったがその下の道端にツキノワグマの子供がいたとのこと。

げーっ、そんなんもし足が攣って動けなくなった時やったらもう終わりやん!

そう考えるとぞーとした。

そこからは自然とまわりをきょろきょろしてしまう。

なかなか気持ちのいい下りが続いたがそれどころでなかった。

下りが続いたことで足への負担も減り状態が戻ってきた。

が、今度はコースとは別方向だが、最大斜度22%の坂があるという。

”ちょっと行ってきたら。”

”いやぁー...”

と言っている間に棉花さんが登り始めたのでついていくことに。

もはやギアは一番軽いのにして、足がつらないことだけを祈りながら登ったが、やはり生半可な登りでなかった。

ここからさらに下りが続いたが、皆さん時折ダッシュしたりしてついて行くのが必至。

自分もしかけてみたいなぁと思いつつも踏み込むと足に緊張感が走る。

きっちりトレーニングというかマメに乗っておくべきだったと後悔。

ただかなりきつかったが、めちゃ心躍り楽しいのは何でやろう。

そして足もほとんど売り切れ状態に達したころに本日のお楽しみに到着。

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池田牧場

このミストが気持ちいい。

やれやれー...

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丸太づくりの感じのいいお店だ。

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お目当てはこれだ。

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実は棉花さんとTVT92MBさんは前週にもここに来られていたのだが、私も是非行ってみたかったので無理行ってまたコースに入れていただいたのだ。

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山奥に突如現れるようなところだが、人気があるのか多くの人が来ていた。

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家族のために席をキープし自分は立っているという父親の姿がほほえましい。

私が選んだのは...

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クランベリーヨーグルトとラムレーズン。

さっぱり系とミルキー系が見事にマッチ。

あまりのおいしさにあっという間に食べてしまった。

これだけへとへとに走ったので全然足りずこんなものも。

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生乳カフェオレ。

これがめちゃくちゃおいしかった。

コーヒーの苦みと搾りたての牛乳が双方の味を引き立てている。

しかも...

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氷までカフェオレ。

家屋の外ではおばあちゃんがわらび餅を売っていた。

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きな粉はその場でひいてくれる。

かなり山奥にあるが非常にいい雰囲気で人が集まるのもうなずける。

我々も根が生えたように動けなかったが、意を決して再スタート。

ここからも下り基調。

ここまでもそうだったがこの先に通った集落もすごくいい雰囲気。

写真をとる気力が残っていなかったのが残念だ。

下界まで下りてくるとホッと一安心。

余裕が出てきて、先ほどはツキノワグマにビビっていたが、せっかくなので実際に見てみたかったなぁと能天気なことを言っていた。

脚力不足、走り込み不足を露呈した今回のサイクリング。

それでもこのメンバーで走るのはめちゃ楽しいし、新たなやる気を引き出してくれる。

鈴鹿山脈を越えて三重にも行きたくなった。

今度はビワイチらしい。

今まで経験したビワイチと違い高速ビワイチになることはほぼ間違いない。

今からめちゃ楽しみだ。

今度はきっちり走り込んでおかないと。

棉花さん、TVT92MBさん、少年さん、本当にお世話になりありがとうございました。

また次回楽しみにしております。
by tac-phen | 2010-09-18 04:42 | 滋賀
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