工房しげ

先日の北摂サイクリングで立ち寄ったところ。

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以前通りかかった時も突然現れた廃貨物車と木のアートに驚き写真をとった。

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今回はこの辺りに地獄谷峠に通じる道があるというので確認するために足を止めた。

”この道を行けば地獄谷峠に向かうんですか?”と作業をされている方に聞いた。

”そうですよ、よく自転車の方が通ってこられますよ。”

”ありがとうございます。”

と会話を交わしたが、しばらくそこでアートのような木々を眺めていると作業を中断していろいろお話して下さった。

メインは林業をやっておられて趣味で自然に放置されている木株などを拾ってアートのような形でリサイクルされているとのこと。

ここに置いてあるのはほんの一部で自分が気に入ったものは家に持って帰ったり廃貨物車の中に保存しているらしい。

“これも何かの縁や、なか見て行き。”と廃貨物車の中に案内してくれた。

すると中は見事な作品の展示室のよう。

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鹿の顔のような自然木。

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この形で山中に落ちていて表面をいぶしてあるだけ。

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鶏肉屋の店先によく見られるような七面鳥の丸焼き。

これは実際ある鶏肉さんの要望で貸し出したこともあるという。

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数え切れないほどある木々の中でこういうふうになることを見抜けるのはやはり経験から蓄積されたセンスだろう。

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こういう作品もある。

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これはイタチが白骨化したもの。

よくこの形で残っていたものだ。

これは繰り返し言うがほとんど手を加えていない自然木なのだ。

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個人の趣味でやっていたのが、私のように偶然立ち寄った方々からの口コミで多くのマスメディアにも取り上げられたらしい。

これらの作品を売ってほしいとの依頼もあるらしいがたった1品しかないうえにもともと値段のないものだからと最初は困られたとか。

また近くの小学校や養護施設から課外授業や指導などの依頼もよくあるという。

それにたった一人でここまでこの世界を作り上げた背景にある人生観を語ってほしいとの講演の依頼も数々受け出向いたという。

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”心の駅”と名付けられているが実際そういう講演を聞いて悩みから解放されたとかいうお礼の手紙なども多数きて、他にもそういった方にも気軽に立ち寄ってほしいという願いもあるとのこと。

ほんの一個人の趣味としてはじめられたことが思わぬ反響を呼んだものだ。

このしげさん、非常にざっくばらんな方でこんなことまで聞いていいのかということまで話してくださった。

そういうオープンな性格も多くの方に共感されるのだろう。

ここで寝泊まりもするらしく、もう一台の廃貨物車はちょっとしたバンガローのようになっていた。

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裏には多くの丸太。

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これはシイタケの原木となるらしく、多くの方から販売依頼があるらしい。

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作業場も見せていただいた。

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ここで自然木をいぶすのだ。

この作業場もすべてご自分でされたのだろう。

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木の表面に書かれている字もご自分筆でこの自体も特徴的だと店の看板を作ってほしいとの依頼も来るという。

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やりたいことを徹底的に追求したからこそ、いや、たとえそうだとしても、何もない状態からここまでのものを作り出したのはすごいことだ。

これからこういうこともしたいというしげさんの表情がめちゃ輝いていた。

話を聞きながら自分もいつまでもこうありたいと感銘した。

こんな素晴らしい人と世界が北摂にある。

また会いに行こうと思う。

しげさん、素晴らしいひと時をありがとうございました。

またお邪魔します。
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by tac-phen | 2009-12-26 15:53
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