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近江商人の町を訪ねて④(近江八幡)

近江商人の町を訪ねて③(びわ湖よし笛ロード)の続き)

北之荘町に入るとそれまでの田園風景とは一変。

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民家が軒を連ね、細い道がその間を縫うように走っている。

のどかで静かな田舎町だ。

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最近敏感になっているセンサーが反応、石標を発見。

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左は京みちと書いてある。

京都へのみちのことかな?!

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この神輿が見えると近江八幡では必ず寄る場所が近いということ。

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CLUB HARIE

近江八幡に来るとここのバームクーヘンを買わなくては!!

先日のビワイチでもコースを外れてくる予定だったが、とてもそれどころではなく断念。

それだけに今回は絶対の想いだった。

平日だったがやはり焼きたてバームには列ができていた。

30分くらいの待ちということ。

当然列に並ぶ。

この店はパティシエが作業しているところがよく見えるので待っていても飽きない。

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こんな感じ。

並びながらも手馴れた手つきで作業しているのを興味深深でみる。

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忘れていたのを思い出すかのように空腹で腹が鳴る。

1人3個までなので3個ゲット。

ちょうど自分でなくなりあとの人はさらに30分待ち。

ラッキーだった。

戦利品。

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家で落ち着いていただいた。

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周りにはうっすらと砂糖。

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ふわふわ。

でも中身はしっかり。

出来立ての温かみがまだ残っているかのように錯覚する。

やはり近江八幡にきたらこれだろう。

無事バームクーヘンをゲットして、後はのんびり散策。

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八幡掘。

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ここは時代劇の撮影によく使われる場所。

近江八幡にはそういったところがあちこちにある。

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この八幡掘は豊臣秀次が八幡城を築城した際に作られ東は北之荘の沢より西は長命寺の湖岸近く外湖を結ぶ全長約5キロの堀。

城下町と琵琶湖を結ぶ巨大運河であり、当時は堅田、大津と並び琵琶湖の三大港の1つだったそうだ。

北陸と関西の物資を満載した船はこの八幡港に寄港し町は大いに賑わいこの港の重要性は近江商人の活躍を絶対的なものにしたという。

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この界隈は近江商人の商家とヴォーリズ建築の洋館が見事に調和している。

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今まで近江八幡に来たときはヴォーリズ建築を中心に見てきたので今回は近江商人の商家と店に絞った。

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近江商人の商家と店は八幡掘りから新町にかけて多く見られる。

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写真を撮ってると”にいちゃん、写真とるんやったらここから撮り。”と声をかけられた。

いわれるままに撮った写真がこれ。

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なんでここ??

”ここは映画や時代劇の撮影でよく使われる場所。見てみぃ、電信柱が1本も無いやろ。 それに道路見て。
アスファルトやなしに砂利を埋めた道路で撮影をすると砂利道みたいに見えるんや。”

なるほど。

後ろにあった旧伴屋住宅も説明してくれた。

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この建物2階建てに見えるが実は3階建て。

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この角度から見えると2階部分の窓がすこしずれているのがわかる。

八幡城を建てるのに5年しかかからなかったのにこの建物はその複雑な構造ゆえ13年かかったとのこと。

扇屋・伴庄右衛門家は、江戸時代初期から活躍した八幡商人の一人で、畳表や蚊帳を商う豪商だったらしい。

まだいろいろお聞きしたかったが用事の途中だったようであわてて去っていった。

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どうもありがとうございました。

またもセンサー感知、道標発見。

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そういえばさっきも”京みち”ってあったな...と思いつつ左と書いてあるので左に行ってみると...

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今度は朝鮮人街道と書いてある。

この街道は江戸時代、将軍が交代するたびに朝鮮国より国王の親書を来日する”朝鮮通信使”がソウル~江戸まで行く約2000キロにも及ぶ行程で通った道でこの近江八幡や野洲、彦根などの一部の地域では朝鮮人街道と呼ばれているらしい。

つまりこの京とは江戸のことか。

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今回巡ったのはこれだけだが、まだまだ面白そうなところはたくさんありそう。

五個荘もだが、月曜日でほとんどのところが休館だったのでまた日を改めてじっくり絞って散策したい。

帰りはJR近江八幡駅から輪行。

お土産のバームクーヘンと思い出をしっかり抱いて帰宅した。

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山中峠~琵琶湖湖岸~五個荘~琵琶湖よし笛ロード~近江八幡とすばらしいポタリングだった。

峠への挑戦、湖や田園の風景を楽しみ、昔ながらの町を散策。

いいところ取りのコース。

また組み合わせを変えたり重点を変えてこよう。
by tac-phen | 2009-06-13 04:02
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